イチローも人の子

イチローの200本安打連続記録が10年連続で止まった。

イチローがこんなに苦しんだ年は、日本でデビューして以来から初めてだ。

184本、打率も2割7分ちょっとで過去最低。

ヤンキースの抑えのリベラが使うカッターという球種を、他のピッチャーも投げ始め、

全くといってもいいほど打てなくなったからだ。

カッターは、打者の手元で微妙に変化する厄介な球種だ。

ピート・ローズも200本安打の連続記録が途絶えた時、

当時投げ始められたスライダーに苦しんだそうだ。

カーブ、シュート、フォークボール、チェンジアップ等投げ始めの際は、

魔球のように、絶大な威力を発揮するようだ。

連続200本安打の記録は、新しい変化球が出てことにより、

その都度打ち砕かれてきた。

しかし、好打者は、そのような魔球を克服してきたため、当時絶大な威力を誇っていた変化球も、

絶対打てないということはなくなっている。

イチローがカッターを克服して、来年さらなる進化を遂げてくれることを期待したい。